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e-Associates Mail Magazine 2002/12/26



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
臨時増刊号−株主総会事情等 Vol.2



In the long run, nothing is more important to a company than its reputation.

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■ 2002/6の株主総会のトピックス

(1) 話題になった主な企業

雪印乳業(経営再建中で、全役員の退陣と98%の減資を承認)
雪印食品(牛肉偽装の発覚で解散後、債務超過216億円を承認)
みずほホ−ルデイング(システム障害の責任で経営陣の退任要求があったが2時間で終了)
UFJホールデイング(赤字決算でも退職慰労金を約10億円を支払うことを開示)
日本ドレ−ク・ビ−ム・モリソン(創業者と社長が互いに退任を要求、議決権獲得合戦で混乱)
東京スタイル(議決権工作により村上ファンド側の厳しい株主提案を全て否決した)
ダスキン(無認可添加物の混入問題で社長が謝罪、約3時間で終了)
阪急電鉄(社長宅への銃襲撃や系列企業への傷害事件のため警察の警護下で開催)
松下電器(4,310億円の上場以来初の大幅赤字に社長が陳謝)
NTT(2兆790億円の特別損失で過去最大の赤字となり、質問多数)
佐世保重工(国の助成金の不正受給により詐欺容疑で捜査中だが30分で終了)
三井物産(出席者150人に「鈴木宗男疑惑で不正な働きかけはない」と言明。)
日本工営(ムネオハウスの不正入札で社員が逮捕・起訴された件で社長が陳謝)
日揮(国後島の工事受注疑惑でコンプライアンスを徹底したいと回答、30分で終了)
スタ−ゼン(食肉の偽装表示が発覚、社長が企業倫理と再発防止を表明、謝罪)
三菱電機(1,436億円の大幅赤字の経営責任で役員報酬の大幅カットを表明)
日本航空(筆頭株主の糸山英太郎がエグゼブテイブ・アドバイザ−に就任)
日石三菱(退任役員4人の退職慰労金の合計額を開示したが、株主から質問なし)
いすゞ自動車(経営再建遅延のため、役員退職慰労金の支払いを来春に延期)
トヨタ自動車(出席者745人で最高の参加者。時間は1時間44分と長かった)
JR東日本(1,500人が参加、労使関係や安全問題で19人が質問3時間50分かかった)
その他日立、東芝、凸版など(インタ−ネットを利用して議決権行使や電子広告を行った)

(2) インターネットによる召集通知と議決権行使

平成14年4月1日の商法改正により、インターネットによる召集通知や議決 権行使が可能になり、株主にとって出席、書面、WEBと株主総会へのアク セス機会が増え、利便性が向上した。しかし、2002年6月の総会では商法 改正して日が浅く、準備期間も短かったためか、「様子見」の企業が多か ったといえよう。

(3) モノ申す株主の多様化

5月総会の東京スタイルでは、大株主である投資ファンド、M&Aコンサルテ ィングと経営陣の配当政策等に関する意見対立から株主提案権が行使され、 わが国では前代未聞の委任状獲得合戦に至り、総会当日の採決で議決権集 計に時間を要し、6時間を超えるロングラン総会となった。 こうした対立は6月総会でも見られ、創業者と社長が互いの退任を求めて 争うかたちとなった日本ドレーク・ビーム・モリンの株主総会は経営陣が 僅差で勝利した。

不祥事の再発防止をめぐって株主オンブズマンが社外取締役の導入を求め る株主提案権を行使した雪印乳業では、会社自らが消費者団体出身の社外 取締役候補者を提案したため株主提案権が取り下げられた。株主オンブズ マンは、ソニーや三井住友銀行に対しても役員の個別報酬開示等を求める 株主提案を行い、ソニーでは27%を上回る賛成票を提案するなどの成果を あげたとしており、来年以降も株主提案権の行使を継続する模様である。 また、機関投資家の議決権行使についても、従来のような会社側に白紙委 任する姿勢はみられず、問題企業をスクリーニングして個別の議案に対す る賛否を吟味する動きが加速している。

(4) その他のトピックス

実際に、上場企業約2,100社の株主を保有する日本生命保険は、約10社の 株主総会で会社側提案の議案に反対したようである。 一方、外国人機関投資家は、1,000社を超える議案に対して反対票を投じ たようであるが、これは機関投資家向けに議決権行使の助言を行うアメリ カの投資サービス会社であるISSの分析に従ったものと見られる。

・株主サービス
株主総会に付加価値をつけて、株主の関心を集めようと工夫する会社も増 えている。総会後に株主限定ライブを開催するエイペックや最新ゲーム機 を体験できる懇親会を実施するナムコなどは従来から関心を集めていたと ころであるが、本年は、ホリプロが株主総会後に所属タレントが参加する 懇談会を開催し、大きな話題を提供した。自社製品の展示や経営報告会、 立食パーティー等を含めると、株主総会以外の付加価値を提供している会 社は少なくない。
また、来場株主に対して自社製品等をお土産に手渡す会社も多い。ソニー が従来の電池セットから携帯型ラジオに変えたことも、株主サービスの充 実として好感されているようである。

【 定足数 】
店頭登録のジャパンオークションシステムでは、特別決議の議案の審議に 必要な定足数を確保できず、商法改正に伴う定款変更を株主総会で決議で きない事態が生じた。
このため同社は、平成13年10月1日施行の商法改正による定款変更のみな し規定がある条項等につき、定款を変更した旨を公表した。 特別決議の定足数について、総株主の議決権の過半数から総株主の議決権 の3分に1まで引き下げることを認める改正商法が、来年4月1日施行に決ま ったところでもあり、やや皮肉な結果である。
なお、特別決議の定足数引下げは、定款にその旨定めることが必要であり、 当該変更にかかる定款変更議案については従来どおり総株主の議決権の過 半数を要することになる。



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