
イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol.148

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( http://www.c-hotline.net/ )を運営しています。

本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたものです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止についてをご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。


1.ニュース/トピックス
- 武田薬品、スポンサードADRプログラムを導入
- Google、今後は自社ウェブサイトでのみ決算・財務情報の開示を行う方針を発表
- 米国企業、ソーシャル・ネットワークの利用に対する制限を強化
- ヨーロッパ主要企業のIR担当オフィサー、情報開示により前向きに
- GomezがIRサイトランキングを発表
- CorporateRegister.comがベストCSRレポート賞を発表
2.英語でIR


■ 武田薬品、スポンサードADRプログラムを導入
武田薬品工業は、スポンサーなしADRから移行するかたちでスポンサー付きADRプログラム(レベル1プログラム)を設立した。預託銀行はバンク・オブ・ニューヨーク・メロン証券。
詳細情報:
http://bnymellon.mediaroom.com/index.php?s=43&item=1108



■ Google、今後は自社ウェブサイトでのみ決算・財務情報の開示を行う方針を発表
4月15日、Googleは、今後自社ウェブサイトでのみ決算・財務情報の開示を行うとの新たな方針を発表した。2008年のSEC規則改正により、一定の条件を満たした企業は自社ウェブサイトでのみ決算・財務情報を開示することが可能になったことを受けたもの。従来Googleはプレスリリース配信会社のサービスを使って決算リリースの配信を行っていたが、この新方針により今後リリースの配信は行わない。
この決定に対し、リリース配信会社は、Googleの情報開示が後退したと非難している。決算リリースの配信は彼らにとってもうけ頭であるため、予想された反応といえよう。
詳細情報:
http://www.marketwire.com/press-release/Google-Announces-Availability-
of-First-Quarter-2010-Financial-Results-NASDAQ-GOOG-1148659.htm



■ 米国企業、ソーシャル・ネットワークの利用に対する制限を強化
米国のIT人材派遣会社Robert Half Technologyが米国企業のCIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー)を対象に行ったソーシャル・ネットワークの利用に関するアンケート調査結果を発表した。従業員によるツイッター、フェースブック等のソーシャルネットワークの利用に関して以前より制限を強化したと回答したCIOは38%にのぼり、制限を緩和したとするCIOの割合(17%)を倍以上上回った。
詳細情報:
http://rht.mediaroom.com/SocialNetworkingPolicies



■ ヨーロッパ主要企業のIR担当オフィサー、情報開示により前向きに
ロンドンに本拠を置くIRコンサルティング会社シティゲート・デュー・ロジャーソンが行った調査から、欧州主要企業のIR担当オフィサーが情報開示により前向きになると同時に、より長期的な事柄に関する情報提供を進めようとしていることが判明した。
詳細情報:
http://www.citigatedewerogerson.com/Default.aspx.LocID-04lnew01t.RefLocID
-04l00a009001.Lang-EN.htm



■ GomezがIRサイトランキングを発表
ゴメス・コンサルティング(株)がGomez IRサイトランキング2010を発表した。
IRサイトの使いやすさや情報の充実度を評価することを目的とした調査で、286の調査項目により同社アナリストが評価を行っている。ゴメスはこのようなウェブサイト評価を行うと同時に、企業ウェブサイトの構築サービスも提供している。1位から10位までは以下のとおり:
1位 東芝
同1位カプコン
3位 エヌ・ティ・ティ・ドコモ
4位 富士フイルムホールディングス
4位 ソフトバンク
6位 KDDI
7位 キリンホールディングス
8位 三井物産
9位 ファーストリテイリング
10位 ミネベア
10位 富士重工業
詳細情報:
http://www.gomez.co.jp/company/press/100414.html



■ CorporateRegister.comがベストCSRレポート賞を発表
ベストCSRレポートに選ばれたのはVodafoneのCorporate Responsibility Report、2位はBPのBP Sustainability Review 2008、3位はCooperative GroupのSustainability Report 2008/09だった。CorporateRegister.comは英国に本拠を置き、CSR関連の情報を収集している。
詳細情報:
http://www.corporateregister.com/crra/


以下の日本語を英語にしてみましょう:
「(私達は)バランスシートを強化し、変化する市場環境にグループとして柔軟に対応できる態勢を整えるための様々な施策を積極的に実施していくことが懸命な選択であるとの結論に達しました。」
<解説>
- バランスシートを強化する:strengthen (our) balance sheet
- 変化する市場環境:「変化する」はchanging。
「市場環境」はmarket environmentまたはmarket conditions
- 柔軟に対応する:flexibly respond (to)
- 態勢を整える:この場合、positionという動詞が便利です。
”Position A to〜”で”Aを〜の状態にする”という意味になります。
Aに”グループ”を、〜に”変化する市場環境に柔軟に対応する”に該当する表現を入れます。
- 様々な施策:「様々な」はa number of、「施策」はinitiative(s)
- 積極的に:proactively。
事が起こってから動くのではなく、事が起こる前に動く姿勢を形容するのがproactiveという形容詞で、その副詞形がproactivelyです。
- 実施する:undertake
- 賢明な選択である:「賢明な選択である」は「賢明である」と言い換えても特に問題はありません。「賢明である」には prudentという形容詞を対応させることができます。
- 結論に達した:came to the conclusionも使えますが、determineという動詞でも同じ意味を表すことができます。
以上から、上の日本語は以下の英語で表すことができます:
We have determined that it is prudent to proactively undertake a number of initiatives to strengthen our balance sheet, and position the group to flexibly respond to changing market conditions.

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