英国の4つの機関投資家団体(Association of British Insurers, Association of Investment Companies, Investment Management Association, National Association of Pension Funds)によって組織される機関投資家委員会(Institutional Shareholders' Committee)が機関投資家の責任に関する行動規範、Code on the Responsibilities of Institutional Investors、を発表した。
企業とのコミュニケーションの改善、投資家リターンの改善、リスクの低減などに向けて機関投資家が取るべき行動の基本原則を述べたもので、受託責任の遂行に関する基本方針の開示、受託責任にかかわる利益相反に関する基本方針の設定など、8つの基本原則をあげている。
Mapping Stakeholder Landscapes: The influence and impact of global stakeholders と題するレポートは、英国、米国、チリ、中国、ドイツ、イタリア、メキシコ、フィリピン、南アフリカの9カ国を対象に、1)コーポレート・シチズンシップに対する各種ステークホルダーの姿勢、及び2)ステークホルダーがコーポレート・シチズンシップに及ぼしている影響などについて各国ごとに現状分析と比較を行っている。
人事コンサルティングの米MercerはShedding Light on Responsible Investment: Approaches, Returns and Impactsと題するレポートを発表した。16の関連学術論文を取り上げ、各論文の要約と各論文に関するコメントをまとめたもの。16の論文のうち10が、環境、社会的責任、コーポレートガバナンスなどの要因(ESG要因)と投資パフォーマンスの間に正の相関関係があるとしているとのこと。ESG要因を投資判断に含めると投資リターンは低減するとの見方は誤っていると結論づけている。
Back Numberは英語として通じますが、これも複数形でないと違和感があります。しかし、Back Numbersはもともと雑誌などvolume number(例えば、vol. 2, summer 2009)の付いた定期刊行物のバックナンバーのことなので、プレスリリースや決算短信に関してはArchivesのほうが適しています。(株主通信やアニュアルレポートなどはBack Numbersでも大丈夫です。)
IR Libraryは悪くないですが、日本独特の言い方です。Libraryといえば思わず書籍や参考文献を連想しますので、英語圏の人は決算短信や説明会資料よりはアニュアルレポートやCSRレポートをイメージするかもしれません。その下の項目を見れば内容が分かりますが、ここではもう少し英語らしくEarnings Reports & Presentationsにできます。