IR専門誌、IR Magazineは、北米地域IRアウォードの候補企業を発表した。同アウォードでは14のカテゴリーに分けて最優秀企業を選出する方式をとっており、Best communications with the retail marketなどの一部の賞を除きプロ投資家の投票によって候補企業が選ばれる。金融危機の真っただ中にありながら、JP MorganとWells Fargoがそれぞれ6つのカテゴリーでノミネートされている点が目をひく。14のカテゴリーの一つであるBest investor relations by an Asia-Pacific company in the US market(米国市場におけるIR活動が優れているとして選ばれたアジア太平洋地域の企業)では、台湾のTSMCとインドのWiproに並び、インテック、ソニー、トヨタ自動車の日本企業3社がノミネートされている。最終選考の結果は3月26日に発表される予定。
自社内のコンプライアンスに関しては企業努力によりかなりの改善が見られたが、業務委託先や外注先などにおけるコンプライアンスに関しては、十分な管理が行われていないとの調査報告書をSociety for Corporate Compliance and Ethicsが発表した。調査対象の企業のなかで、自社の社員行動憲章を業務委託先に配布している企業は47%、業務委託先企業に自社の社員行動憲章の順守を義務付けている企業は26%だった。