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e-Associates Mail Magazine 2008/10/09



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol.118



In the long run, nothing is more important to a company than its reputation.

イー・アソシエイツは、IRポータルサイト「カンパニー・ホットライン」
( http://www.c-hotline.net/ )を運営しています。


本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希 望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたも のです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止について をご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。



現在、株式相場の大幅な下落が続き、景気への影響も深刻化していますが、本号では、 そのような局面におけるIR活動のあり方について、当社代表椎名の特別寄稿を掲載させていただきます。



■ 相場・景気の大幅後退局面におけるIR
−今こそ積極的なIR活動を!−

世界的な株式相場の崩壊と景気後退の局面にあって、今後のIR活動について何を目標に、 どのように展開したらよいのか、迷われている経営者、IR担当者の方も多いものと思われます。

平時においては、適正な株価を実現すること、企業価値(時価総額)を高めることなどを目標として 掲げる企業が多いわけですが、現在のような全面安の局面では、自社の株価だけが相場に逆行した動きを することは、現実的に言って期待できません。

それでは、身をかがめ、最低限のことしか言わないという沈黙路線が正しい選択なのでしょうか。 答えは明確に「否」です。

マイナスをプラスに転じるという柔軟な発想ができれば、多くの企業が思考停止状態に陥り、 半ば無自覚的に沈黙路線を歩むなかで、今のような局面でこそできること、やらなければならないことを、 いくつか考え付くことができます。具体的に考えてみましょう。

1.現在の局面におけるIR活動の目標

以下の3点にIR活動の目標を設定します:
1) 自社株価(時価総額)の下落を最小限にとどめること
2) 現在の株主を維持すること
3) 新しい株主を開拓すること

2.基本姿勢と活動

1) 沈黙は禁
親しい友達にお金を貸したら、次の日から連絡が途絶えてしまった。
そんな経験をしたら、あなたはどのように感じるでしょうか。 企業が今のような局面で口を閉ざしてしまうということは、株主にとってそのような意味を持ちます。
お金を貸した途端に連絡が途絶えてしまった友人とあなたが袂を分かつことになってしまうように、 株主はあなたの会社の株を売り、他の会社の株に乗り換えてしまうでしょう。

2) 株主は「安心」を求めている
現在のような局面では、株主の不安が極限まで高まっています。
株主が求めているのは、自分が投資した企業が、現在の難局を乗り越えるための戦略、知恵、経営資源、 実行力、そしてその先の展望を持っているという安心感です。
つまり、当社はこの難局を乗り越え、長期的な成長を達成することができるということを、 積極的に投資家に訴えていくことが必要です。

3) 自社の強みを再確認
製品、サービス、顧客基盤、ビジネスモデルなどに関して自社の強い点、ユニークな点を、 最新の事例等をまじえて総括して株主に伝えるとともに、プレスリリースや広告などで 広く一般投資家にも訴求を図ります。

4) トップが「会社の現状」を説明
株主は自らの大事な資金を「会社」にではなく、「会社を経営している経営者」に託しています。
特に現在のような状況下においては、受託者である経営トップが、株主に対して会社の現状を直接説明することが極めて重要です。
手段としては、印刷物、ウェブサイト上のテキスト、動画、音声コンテンツ(社長インタビューを含む)、 オンライン説明会などが考えられます。
これらは2)の具体的な手段となるとともに、3)を更に補強することができます。
これにより、「この会社の経営者にまかせておけば大丈夫」との安心感を株主に与えることができます。

5) 率直な姿勢を忘れずに
現在のような状況では、全くマイナスの影響がない企業は例外的な存在といえ、 投資家の頭のなかでは、何らかのマイナスの影響があることは織り込み済みです。
従って、「当社は全くマイナスの影響を受けていません」と見栄を張る必要はありません。
現在の局面が自社にどのようなマイナスの影響を与えているかに関して客観的な分析をし、 2〜3のマイナス影響に関して率直に述べることによって、経営者が率直かつリアリスティックであるということを示すことができます。

6) 他社との違いを明確に
現在の局面は、競合他社とのファンダメンタルズの違いを株主および一般投資家に明確に 印象づける良い機会です。
個別の社名を挙げることは避けながらも、自社にとってのダメージは競合他社より 少ないことを理解してもらいます。

3.まとめ:マイナスをプラスに転じよう

現在のような局面においても、手持ちの株を見限り、他の銘柄に乗り換えようとしている投資家が 必ずいるはずです。
その場合、あなたの会社が売られる側ではなく、買われる側になるかどうかは、今、 どのようなIR活動を展開するかに大きくかかっています。
また相場の下落を見越して既に株を売り、現在はキャッシュを持っている投資家も、 今すぐ投資しないとしても、新たな投資先の企業を探しているはずです。
そのような場合、御社の株が、投資家が最優先に選択する銘柄でありたいものです。
そのためにも、今こそ積極的なIR活動が求められます。
上に挙げた活動は、主に株主を対象にしたものですが、株主を大事にする企業との イメージが市場に広まることにより、新しい株主の開拓も容易になることが期待できるとともに、 満足度を高めた既存株主による口コミ効果も更に期待できます。




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