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株主各位:Dear Shareholder。 |
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もう少し親しみを込めてDear Fellow Shareholderとしてもよいでしょう。
なお、「株主」には、shareholder以外に、stockholder、shareownerなどを
使う企業もあります。stockownerはあまり使われていません。 |
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第XX回定時株主総会:XXth Annual Meeting of Shareholders |
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日本企業の場合、株主総会や決算などで、「第XX回」「第XX期」などを使い
ますが、米国企業の間ではそのような表現は使われていないようです。
「第XX回」の代わりに、”2007 Annual Meeting of Shareholders”という
ように「XX年」と入れるのが一般的です。前号にも書きましたが、
「定時株主総会」はannual meeting of shareholders, annual shareholders’
meeting, general shareholders’ meeting, annual general shareholders’
meetingなど、色々な言い方があります。 |
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招集のご通知:Notice of〜。 |
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日本企業の場合、「招集のご通知」をnotice of convocationと訳している
場合が多いようですが、米国企業の株主総会案内ではあまり使われていない
表現です。英語表現的には、「招集の」の部分は訳さずに、単に「第XX回
定時株主総会のご通知」としたほうが自然です。 |
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拝啓 ますますご清栄のこととおよろこび申し上げます:
英語では、これに相当する表現はありませんので、この部分は訳さず、
すぐに本題に入ります。 |
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ご出席下さいますようご通知申し上げます:これは日本企業の招集通知で
普通に使われている表現ですが、本来は「株主総会を開催しますので、
ご通知申し上げます。ご出席下さいますようお願い申し上げます」と言う
べきところです。従って、これをそのまま英語に訳してしまうと変な英語に
なってしまいます。そこで、この表現を「XX月XX日に開催される株主総会に
ご出席くださいますようお願い申し上げます」と変えてから英語にします。
「お願い申し上げます」は、ask you、request youなどの表現が思い浮かぶ
と思いますが、ここではinvite youが最もふさわしい表現です。従って、
「ご出席下さいますようご通知申し上げます」はwe invite you to attend
となり、その後にすぐ「XX会社の第XX回定時株主総会」と続けます
(we invite youは多少ぶっきらぼうな響きがありますので、youを主語に
してyou are (cordially) invited to attendのほうがベターです) |
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下記により:日本企業の文書では、「下記により」としてすべての詳細を
下記する形式が一般的ですが、英語表現では株主総会の日付ぐらいは本文に
入れておいたほうが、座りがよい文章になります。また、in accordance
with the following detailsが「下記により」の定訳になっていますが、
できるだけ平易な表現を目指すPlain Englishで表現するならYou will find
more information about the meeting below:というような言い方がよいと
思います。 |