前へ 次へ このページを印刷する ウィンドウを閉じる
e-Associates Mail Magazine 2006/12/08



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol.93



In the long run, nothing is more important to a company than its reputation.

イー・アソシエイツは、IRポータルサイト「カンパニー・ホットライン」
( http://www.c-hotline.net/ )を運営しています。


本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希 望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたも のです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止について をご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。




1.ニュース/トピックス
米SEC議長、サン・マイクロシステムCEOのブログにコメントを投稿
ISS、2007年版議決権行使方針を発表
米RiskMetrics、ISSを買収
オンラインの世界は現実世界に劣らぬ重要性を持つか?
米Seagate社、決算説明をポドキャストで配信
米ワシントンポスト、オンライン版にコメント機能を追加
2.英語でIR
3.IR・広報担当者のための日英翻訳入門





■ 米SEC議長、サン・マイクロシステムCEOのブログにコメントを投稿

サン・マイクロシステムCEO、Jonathan Schwartz氏は、自身のブログを公開 していることでも広く知られている。同氏が、SECはウェブサイト上での情 報公開も非選択的情報開示の方法として認めるべきだとの意見を自身のブロ グ上で発表したのに対し、SEC議長Chris Cox氏は、そのブログのコメント書 き込み機能を使って、同氏の意見への回答を公開した。このような、官僚的 でないSEC議長の対応は好感を以って受け入れられている。

詳細情報: http://blogs.sun.com/jonathan/entry/sunlight_on_a_cloudy_day...#comments


■ ISS、2007年版議決権行使方針を発表

議決権行使助言サービスを提供するインスティテューショナル・シェアホー ルダー・サービシズは、米国企業および外国企業に関する2007年議決権行使方 針を発表した。

詳細情報: http://www.issproxy.com/policy/2007policy.jsp



■ 米RiskMetrics、ISSを買収

議決権行使助言サービスを提供するインスティテューショナル・シェアホー ルダー・サービシズは、RiskMetrics社が同社を買収することで合意したと発 表した。

詳細情報: http://www.issproxy.com/riskmetrics.jsp



■ オンラインの世界は現実世界に劣らぬ重要性を持つか?

米、南カリフォルニア大学(USC)のCenter for the Digital Futureが「イン ターネット・ユーザにとって、オンラインの世界は現実世界に劣らぬ重要性 を持つか」と題する調査報告書を発表した。それによれば、オンライン・コ ミュニティに属しているインターネット・ユーザの43%が、現実世界のコミュ ニティと同じぐらいオンライン・コミュニティは自分にとって重要だと考え ているとのこと。また、以下のような興味をひく調査結果が報告されている:

・インターネット・ユーザの12.5%が自分のウェブサイトを持っている
・インターネット・ユーザの7.4%が自分のブログを持っている
・インターネット利用歴の長い人の41%が、テレビの視聴時間が減ったと報告

詳細情報: http://www.digitalcenter.org/pdf/2007-Digital-Future-Report-Press-Release-112906.pdf



■ 米Seagate社、決算説明をポドキャストで配信

ハードディスク駆動装置(HDD)世界最大手の米シーゲート社は、ポドキャス トでの決算説明の配信を開始した。ポドキャストで決算説明を配信するのは、 米国企業として同社が最初とのこと。

詳細情報: http://www.podtech.net/home/technology/946/
ceo-bill-watkins-on-seagates-financial-performance-and-operational-execution



■ 米ワシントンポスト、オンライン版にコメント機能を追加

米ワシントンポスト紙は、オンライン版(washingtonpost.com)のOpinions覧 の記事に読者がコメントを書き込めるよう、コメント書き込み機能を追加し た。オンライン版に掲載された記事に関して読者間のコミュニケーションを 促進することを狙いとしている。

詳細情報: http://www.washingtonpost.com/wp-adv/mediacenter/html/comments_100606.html





今回は、いつもと趣向を変えて、「有価証券」ということばを取り上げて、 その訳語について考えてみたいと思います。

日本企業の英文財務諸表(決算短信の英訳や英文アニュアルレポートに含ま れる)をみますと、marketable securitiesが「有価証券」の訳語としてほ ぼ定着しているようです。従って、今さら訳語を考えてもmarketable securities以外には現実的に選択肢はないのですが、それはさておき、 marketable securitiesが有価証券の訳語として正しいのかどうかを考えて みたいと思います。

まず日本語の「有価証券」の意味ですが、有価証券は、「財産的価値のある 私権を表章する証券であって、権利の移転、行使が証券によってなされるこ とを要するもの」と定義されています。簡単に言うと、有価証券は、証券そ のものに価値がある証券ということです。従って、証券が移転すると権利も 移転します。有価証券は「証拠証券」と対比される概念で、証拠証券は、預 金証書や保険証券などのように、財産法上意味のある事実が記載され、その 証明に役立つ書面ですが、証券そのものに価値はありません。

一方、marketable securitiesは、"Securities that are easily sold" 、 または、"Any assets that can be readily converted into cash"などと英 語で定義されています。つまり、売ろうと思った時に簡単に売れる証券とい うことです。従って、なかなか買い手が見つからないような証券は marketableではないということになります。上場している株式や国債などは 簡単に売れる証券、つまりmarketableな証券とみなされますが、上場してい ない株式や私募債などは簡単には買い手がみつからない可能性があるので、 marketableとはみなされません。marketableかmarketableでないかは、直ぐ に買い手が見つけられるかどうかという点が判断の基準になります。

このようにみてきますと、必ずしも、有価証券=marketable securitiesで はないことは明白です。例えば、株式は上場株か否かにかかわらず有価証券 ですが、未上場企業(privately held companies)の株式は英語の marketable securitiesには含まれません。

では、marketable securitiesよりも「有価証券」により近い意味の英語は 何かということになりますが、negotiable securitiesが最も近いのではな いかと思われます。Negotiable securityはa security, the title to which is transferable by deliveryと定義されています。 つまり、引渡しによって権利が移転する証券ということです。




〜ビジネス翻訳のプロが日本語と英語の違いを分かりやすく解説〜

■ 「日本語どおりになってないじゃない!」に応える その14

どうして英語だと逆になるの?

日本語の原稿を英訳する際、文章の順番をそのまま英語にすることができな いことがしばしばあります。日本語だと結論を最後にもって来る事が多いで すが、英語だと先に言いたいことを持ってくる、という構成がより自然だか らです。

例えば、「当社は、効率良く経営資源を配分し、各事業会社の責任と権限を 明確にするため、来年の4月には持株会社制への移行を完了する予定です。 これは、中・長期的なグループの安定的成長を目指したものです。」という 文章。なぜ組織体制を変更するのか、が先に述べられ、会社が目指す内容が 最後に来ています。つまり、理由+施策+目的、という構成ですね。

この順序をそのままに英語にすると、なんとももどかしく、論理的に逆じゃ ないの?という印象を受ける英文になります。英語だと、目指すもの+施策 +その背景と理由、という説明の仕方のほうが、すっきり頭に入ってくるの です。英訳すると…

Our goal is to ensure continuing growth of the group on a mid- to long-term basis. Toward this end, we plan to complete the reorganization into the holding company system by April 2007. This structural shift enables a more efficient distribution of management resources and clearly defines the responsibilities and autonomy of our separate subsidiaries.”

英語だと構成が逆になることが多いことは、簡単な例を考えてみると気付く でしょう。例えば「ニューヨークで私の通っている学校の先生」を英語にす ると…
the teacher of a school that I go to in New Yorkですよね。言いたいこ とは、「先生」なのでまず先にきて、その後に修飾部分がきます。

日本語と英語は、構成が逆になることがあってもいい、とご理解いただけま したでしょうか。

●  筆者紹介: 萩原久代
イー・アソシエイツ翻訳パートナー。大手自動車メーカーにおいてIR・ 広報分野で長年の経験を持ち、現在米国でビジネス翻訳やPRコンサルテー ション・サービスを提供。



ご登録情報の削除・メール配信停止は、magazine@e-associates.co.jp
までご連絡くださいますようお願いいたします。



イー・アソシエイツ株式会社 メール・マガジン担当

 E-MAIL magazine@e-associates.co.jp
 URL http://www.e-associates.co.jp/

http://www.c-hotline.net/

営業に関するお問合せは03-3556-1380(大下)まで



前へ 次へ ページのトップへ このページを印刷する ウィンドウを閉じる