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e-Associates Mail Magazine 2006/ 9/22



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol.89



In the long run, nothing is more important to a company than its reputation.

イー・アソシエイツは、IRポータルサイト「カンパニー・ホットライン」
( http://www.c-hotline.net/ )を運営しています。


本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希 望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたも のです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止について をご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。




1.ニュース/トピックス
FTSE4GOOD、日本企業8社を新たに採用
カナダのエネルギー企業Suncor Energy、年間最優秀IRチーム賞を受賞
米プリンストン大研究者、背の高い人は賢いから収入が多いとの仮説を提唱
フォーチュン500企業の女性CEO、5年間で倍増
2.英語でIR
3.IR・広報担当者のための日英翻訳入門
4.IR・コーポレート・ガバナンス用語集





■ FTSE4GOOD、日本企業8社を新たに採用

FTSEグループはFTSE4GOOD採用銘柄の見直しを行い、24社を新たに採用し、 9社を除外した。24社の新規採用企業のうち3分の1を日本企業が占め、 除外された日本企業は無かった。
新規採用された日本企業は以下のとおり:

全日空
大和證券
ヒロセ電機
ハウス食品
日本通運
野村ホールディングス
野村リサーチ
東洋紡

詳細情報: http://www.ftse.com/Indices/FTSE4Good_Index_Series/Downloads/
FTSE4Good_Sept_2006_Review.pdf


■ カナダのエネルギー企業Suncor Energy、年間最優秀IRチーム賞を受賞

エネルギー専門誌Petroleum Economistは2005年の年間最優秀IRチーム賞を カナダのエネルギー会社Suncor Energyに授与した。Suncorは2005年1月の 工場火災によって生産量が大幅に減少したが、IRチームが投資家への適切な 対応を行った結果、同年末までに株価は73%上昇した。年間最優秀IRチーム 賞は、世界のエネルギー企業のなかから最も優れたIR活動を行った企業に対 してPetroleum Economistが与える賞。

詳細情報: http://www.petroleum-economist.com/awards/default.asp?page=185



■ 米プリンストン大研究者、背の高い人は賢いから収入が多いとの仮説を提唱

米プリンストン大学の研究者が、身長の高い人は低い人よりも頭が良いため 収入が多いとの仮説を提唱した。身長と収入には正の相関関係があることは、 他の様々な研究から明らかになっていたらしいが、その理由を頭の良さによ るものとしたことが今回の研究の意義とされる。米国と英国では4インチ (約10 cm)身長が高くなるごとに10%収入が増えるとのこと。とすると、 2メートルを超える身長のボルカーは米連銀総裁としてグリーンスパンより 優秀だったということか?こういう仮説を真面目に論証しようとする研究者 の身長を知りたい。

詳細情報: http://www.wws.princeton.edu/chw/papers/
Case_Paxson_Height_July2006.pdf#search=%22princeton%20height%20case%22



■ フォーチュン500企業の女性CEO、5年間で倍増

2001年8月から2006年8月までの5年間にフォーチュン500企業の女性CEOの 数は5人から10人に倍増した。来る10月にペプシコに新たに女性CEOが就任 予定で、その数は11になる。10人の女性CEOの半分以上はいわゆるピンク・ カラー業種の企業に属している。

注:ピンク・カラーは、ホワイト・カラー、ブルー・カラーに対する表現と して使われる。ピンク・カラー・ワーカーというと、教育、保育、事務、 クリーニング、介護、フードサービスなど、伝統的に女性が行う仕事とされ てきた職業に従事する人を指す。

詳細情報: http://www.csrwire.com/PressRelease.php?id=6304





以下の日本語を英語にしてみましょう:

「質の高いサービスよりも価格の安さを市場は求めるようになっています」

<解説>
質の高いサービス:high quality service
 
価格の安さ:「価格の安さを求める」ということは「より低い価格を求 める」ということですからlower pricesとすればよいでしょう。ここで 「安さ」という名詞をそのまま訳そうとすると不自然な英語になってしま います。
 
市場:the market
 
〜よりも〜を求める:この場合「求める」にあたることばとしてはfavor がよいでしょう。「〜よりも」の部分はrather than〜、over〜、instead of〜などで表します。またpreferもfavorと同じような意味を持っていま すが、主語がthe marketの場合にはコロケーション的にいってfavorのほう がマッチすると思われます。
 
〜のようになっています:「〜のように変化した」という意味でhas shifted (to favor)とします。
 

以上から上の日本語は以下の英語で表現することができます:
The market has shifted to favor lower prices rather than high quality service




〜ビジネス翻訳のプロが日本語と英語の違いを分かりやすく解説〜

■ 「日本語どおりになってないじゃない!」に応える その10

間接表現、曖昧な文章は直訳しない(その1)

日本語では主語がはっきりしない文章を作れるので便利ですが、英語では 主語または主部のはっきりしない文は良い文章ではありません。

日本語の「〜 という」という表現を例にとってみましょう。

A)「日本経済は回復基調にはいったというが、個人消費の伸びは低い」
B)「リコール後、ABC社はさらに品質向上に取り組んでいるという。」

「〜という」または「〜といわれる」だから、単に、It is said that …. または They say that …. と直訳して片付けると、英語の質としては問題 です。これでは信頼性のないウワサ、風説のように聞こえるからです。 政治的な意図があれば別ですが、発言者の責任の所在がはっきりしないこと も、英語では明快な印象を欠きます。

Aの場合、誰が「回復基調にはいった」と判断しているのか?例えば、専門 家らの共通認識がある場合には、Some experts point out that… を使うこ とができます。一方、「〜というが」のニュアンスを強調する必要がなけれ ば、「回復基調にはいったが」と普通に肯定文にしてもいいのかもしれませ ん。前後の文脈などによりますが、この文を英語にする際には「〜というが」 の真意をまず確認することが必要です。

Bの場合、「取り組んでいるという」は、「取り組んでいると私(私たち) は聞いている、理解している」の意味に近いでしょう。この場合は、I (We) understand that… を使うと明確になります。

「〜という」、「〜といわれます」、「〜だそうだ」のような、日本語の間 接的な表現は英語にそのまま直訳すると誤解を生むこともあるので、日本語 を書き直すことも視野に入れて考えたほうがよいでしょう。

●  筆者紹介: 萩原久代
イー・アソシエイツ翻訳パートナー。大手自動車メーカーにおいてIR・ 広報分野で長年の経験を持ち、現在米国でビジネス翻訳やPRコンサルテー ション・サービスを提供。




■ PER:  Price Earning Ratio 株価収益率
■ PCFR: Price to Cash Flow Ratio 株価キャッシュフロー倍率

PERは株価を「一株あたりの純利益」で割ったものであり、PCFRは株価を 一株あたりのキャッシュフロー、つまり「一株あたりの純利益と減価償却費 の合計」で割ったものである。いずれも企業の収益から株価を評価する指標 である。

減価償却費のような、実際の現金支出を伴わない費用が大きく計上されれば、 その分純利益は縮小し、本業での業績に照らして、利益が見劣りする水準と なることがある。

減価償却の方法は、個々の企業の事情によっても、また各国の会計基準によ っても異なるため、利益に差が出てしまう。

こうしたなか、企業間の株価を比較する際、特に国際間での比較を行う場合 は、より正確さを期するために、PERよりむしろPCFRを重視することがある。



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