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e-Associates Mail Magazine 2005/ 3/22



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol.63



In the long run, nothing is more important to a company than its reputation.

イー・アソシエイツは、IRポータルサイト「カンパニー・ホットライン」
( http://www.c-hotline.com/ )を運営しています。


本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希 望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたも のです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止について をご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。




1.ニュース/トピックス
ガバナンス・メトリックス・インターナショナル、2005年ガバナンス格付けを発表
最も働きたい会社は最も投資したい会社か?
カルパース、企業に取締役選任手続きの変更要求の方針固める
カルパース、モルガンスタンレー経営者の報酬制限に反対
IRS、IRウェブサイトのベスト・プラクティス賞候補企業を発表
米SEC,XBRLをテスト導入
2.IR担当者のためのIT講座
3.英語でIR
4.IR・コーポレート・ガバナンス用語集





◆ ガバナンス・メトリックス・インターナショナル、2005年ガバナンス格付けを発表

コーポレート・ガバナンスの格付け会社、Governance Metrics Internationalが世界の3220社を対象にガバナンス格付けを行った。国 別にみると、最も格付けが高かったのは英国(7.39)で、次いでカナダ (7.14)、米国(7.03)、オーストラリア(6.99)となっている。反対に最も 低かったのはギリシャ(2.37)、で二番目に低かったのが日本(3.49)。 格付けは、1(最低)から10までの10段階になっており、1の格付けを受 けた32社のうち、その3分の1を上回る13社が日本企業だった。残念!!
詳細情報:
http://www.gmiratings.com/(xz4bd155fka43555hmhthb45)/Release20050306.html



◆ 最も働きたい会社は最も投資したい会社か?

フォーチュン誌の「最も働きたい会社100社」にランクされた企業への 過去7年の株式投資利回りと市場全体の株価指数であるRussell 3000お よび大型株指数であるS&P 500の投資利回りの比較をGreat Place to Work InstituteとRussell Investment Groupが行った。それによれば、 「最も働きたい会社100社」の投資利回りはRussell 3000とS&P 500のそ れを3倍以上も上回っている。1998年1月1日に1,000ドルを「最も働 きたい会社100社」に投資した投資家の資産価値は、2004年12月31日に は2,760ドルと176%増加したのに対し、Russell 3000は42% 、S&P 500は 39%であった。
詳細情報:
http://www.greatplacetowork.com/news/press.php



◆ カルパース、企業に取締役選任手続きの変更要求の方針固める

S&P500企業の56%が会社登記しているデラウェア州の会社法では、株主 総会での取締役の選任は最多得票数ベースとなっており(plurality vote system)、極端な場合、株主総会出席者の1人の賛成でも、特に反対が なければ選任される。カルパースは、今回の理事会で過半数の賛成を 取締役選任の必要条件とするよう企業に働きかける決定を行った。
また、議決権行使アドバイス機関であるISSも、過半数による取締役選 任を求める株主総会議案を支持する方針を明らかにした。
詳細情報:
http://www.calpers.org/index.jsp?bc=/about/press/pr-2005/march/majority-vote.xml http://www.issproxy.com/pdf/MajorityVotePolicyPR031104.pdf



◆ カルパース、モルガンスタンレー経営者の報酬制限に反対

経営者への過剰報酬に反対する姿勢を鮮明にしているカルパースが、モ ルガンスタンレー経営者の報酬に上限を設ける株主提案に対して反対の 意向を表明した。有能な人材を集められなくなるというのが反対の理由。
詳細情報:
http://www.calpers-governance.org/alert/proxy/ticker-results.asp?ticker=MWD



◆ IRS、IRウェブサイトのベスト・プラクティス賞候補企業を発表

英国を拠点とするIR協会Investor Relations Societyが2005年のIRウェ ブサイト・ベスト・プラクティス賞の候補企業リストを発表した。IRウ ェブサイトのベスト・プラクティスを表彰するもので、以下の個別の分 野でベスト・プラクティス賞が与えられる:
個人投資家向けウェブサイト、プロ投資家向けウェブサイト、最も革新 的な技術の利用、オンライン・アニュアルレポート、CSR情報、海外投 資家向けウェブサイト、欧州企業ウェブサイト、小型株ウェブサイト、 FTSE100ウェブサイト
詳細情報:
http://www.irs.org.uk/index.asp?PageID=112&NewsID=153




◆ 米SEC,XBRLをテスト導入

米SECは、ディスクロージャー資料の電子開示システムEDGARにおいて、 XBRL形式での登録の受け付けをテスト的に開始し、テストに参加する企 業を募っている。対象となるのは添付資料のみで、報告書本体は従来ど おりHTMLまたはASCIIフォーマットで登録する必要がある。XBRLは財務 情報等の標準記述言語で、情報に意味づけがされるため、情報の利用者 は自分の目的にあった処理・表示が可能になる。
詳細情報:
http://www.sec.gov/rules/final/33-8529.htm




■ ファイヤーウォールについて

ファイヤーウォールとは、外部からの侵入・攻撃等の不正アクセスから ネットワークを守る防塞壁のことです。 企業では外部から第三者がネ ットワークに侵入し、業務データを盗んだり、破壊されることがないよ うにする必要があります。そのために外部と内部の通信を監視し、不要 な通信を検出・遮断する機能をファイヤーウォールは持っています。

ファイヤーウォールを設定することにより、特定の通信を遮断すること ができます。例えば、電子メールの利用は許可するが、ウェブサイトの 利用は一部 (全部) 許可しないという設定も可能です。この場合、ネッ トワーク内のPCを使う限り、電子メールを使用することはできますが、 ウェブサイトを制限なく自由に見ることはできません。

企業ネットワークの場合、業務上必要な通信を使用可能に限定し、その 他の通信は遮断していることが一般的です。制限の度合いは企業によっ て違いますが、電子メール、ウェブサイト閲覧、ストリーミング等、コ ンテンツの種類によって見えるものと見えないものがある場合は、個々 のPCの設定ではなく、ファイヤーウォールの設定が原因の場合もありま す。ファイヤーウォールが原因でストリーミングが視聴できない場合は Playerソフトの設定を変更することによりストリーミングが視聴可能に なる場合があります。




以下の日本語を英語にしてみましょう:

当社のIR活動の目的は適正な株価形成をはかることです。

解説
IR:念のためIRはinvestor relationsです。Investors relationと、investorにsを付けている例が時々見られます。
IR活動:investor relations activities。IR活動は一種類ではなく色々な種類の活動の総体ですので複数にします。
適正な株価:fair valueまたはfair valuationという表現がまず思い 浮かぶと思いますが、fair valueはファイナンス理論において、また 会計用語として、特別な意味を持っていますので、最適な英語表現と はいえません。
fair valueはファイナンス理論では、特に先物(futures)取引に関す る議論でよく使われる表現で、無リスクの裁定取引が行われないよう な均衡価格(equilibrium price)という意味を持っています。例えば、 次のような定義があります:
In the futures market, fair value is the equilibrium price for a futures contract. This is equal to the spot price after taking into account compounded interest (and dividends lost because the investor owns the futures contract rather than the physical stocks) over a certain period of time.
また会計用語としては、いわゆる「時価」という意味で使われます。 例えば次のように定義されます:
Fair value is defined as the amount of consideration that would be agreed upon in an arm's length transaction between knowledgeable, willing parties.
IR活動の目的としての「適正株価」は、上のどちらの意味とも異なり、 「適正」は、「会社の実力に見合った」というような意味合いで使わ れています。従って、「適正株価」ということばを一対一で英語に置 き換えるというよりも、そこに含まれている意味を英語で表現すると いうように考えたほうがよいと思われます。
例えば、「会社の実力に相応しい株価」という意味でa stock price that is most relevant to the company's performanceと表現する方 法が考えられます。
一般的な表現として、高すぎず安すぎない価格(neither underpriced (too cheap) nor overpriced (too expensive))という意味でfair valueを使うこともありますが、IR活動の目的を語るという文脈を考え た場合、上記のような専門用語としての意味の存在を念頭に、他の表 現を考えたほうがよいように思われます。

以上から上の日本語は以下の英語で表現することができます:
The purpose of our investor relations activities is to achieve a stock price that is most relevant to the company's performance.
または
The purpose of our investor relations activities is to ensure that the shares are appropriately valued.




■ LBO / Leveraged Buyout

企業買収の手段のひとつで、買収資金の大部分を、自己資金ではなく銀 行借り入れや債券発行により調達する。買収者は、買収ターゲット企業 の、資産、事業価値、将来生みだされるキャッシュフロー等を担保とす ることで、自己資金を大幅に上回る資金の調達が可能となる。

LBOにおいては、ターゲット企業の事業資産 (不動産ほか固定資産、技 術、ライセンス、ブランドなど) よりも、むしろ流動資産 (現預金、貸 付債権、投資有価証券など換金の容易な資産) に着目される。ターゲッ ト企業は、自社の価値向上のための投資に容易に振り向けられる資産を 持っていながら、実際には有効に活用していない、資産効率の悪い企業 (言い換えれば買収後に収益の改善が期待できる企業) であることが多 い。

LBO後は負債比率が非常に高くなるため、買収した企業の資産とキャッ シュフローで多額の負債をカバーできるかどうか、非常に重要である。 通常は負債削減と収益性改善のため、換金性の高い資産や、不要事業部 門の売却が行われる。極端な例では、買収者が買収した企業の事業には 参入することなく、会社資産を解体、売却して、売却益だけを手にする こともある



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