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e-Associates Mail Magazine 2002/8/6



イー・アソシエイツ オンラインジャーナル
IR・コーポレートガバナンスニュース Vol. 3




本メールは、弊社営業担当者がこれまでお会いした企業IR担当者様、及び配信ご希 望の方に気軽にお読みいただけるIRに関する情報を提供することを目的等としたも のです。配信を希望されない方は、お手数ですが、メール最後の配信停止について をご参照の上、ご連絡くださいますようお願いいたします。




1.ニュース/トピックス
外国企業にも適用されるナスダックの新上場基準
米国で企業改革法が成立
米国大手企業37社がCEO、CFOによる財務報告書の正確性の確認書を提出
格付け機関がコーポレートガバナンスのチェックを強化
英国の投資家向けポータル・サイトCantosで英国労働組合TUCがアピール
米レイセオン社、公正情報開示規則違反の第一号に
2.海外IRサイト紹介
3.海外機関投資家プロフィール
4.英語でIR
5.IR・コーポレート・ガバナンス用語集





◆ 外国企業にも適用されるナスダックの新上場基準

7月25日、ナスダックは取締役、監査委員会等の独立性および権限の強化、 取締役に対する継続的な教育の提供、倫理規定制定の義務化など25項目 以上にのぼるコーポレート・ガバナンスに関する新基準を発表した。こ れは7月30日にブッシュ大統領が署名し成立した企業改革法を取引所とし て運用面でサポートしていくものであり、同様のものをNY証券取引所や 他の取引所が採用することが予想される。
今回の新基準に関して注目されるのは、ADRを発行している外国企業にも それが適用される点である。本国において新基準と異なる法令や慣行がある 場合は適用除外となるが、どの点において新基準を満たしていないかを当該 外国企業は情報公開する必要がある。新基準の多くは日本の改正商法の 延長上にあるものであり、適用除外扱いは難しい部分が多いであろう。
(新基準の詳細は今後の検討にゆだねられている。今後引き続き本オンライン ジャーナルで状況をご報告します。)
(参考情報)
本件に関するナスダックのプレスリリース:
http://www.nasdaqnews.com/news/pr2002/ne_section02_141.html
新基準の概要:
http://www.nasdaqnews.com/about/corpgov/CorpGov_Proposals_Public_072902.pdf



◆ 米国で企業改革法が成立

企業幹部の不正行為に対する罰則強化、監査法人への監視強化、情報開 示の強化などの規定を盛り込んだ企業改革法(Sarbanes-Oxley Act of 2002) が7月30日に成立した。
この法律では、証券取引法(Securities Exchange Act of 1934)に基づいて SECに定期的な報告書を提出している企業のCEOおよびCFOに対し、 10-Kや10-Qにおいて、当該レポートに重要な事実に関する誤った記述がない こと、および重要な事実の記載もれがないことなどを保証した上で署名する ことを求めている。この規定は、SECに証券を登録している米国以外の企業 にも適用される。
Sarbanes-Oxley Actの詳細情報:
http://financialservices.house.gov/media/pdf/H3763CR_HSE.PDF



◆ 米国大手企業37社がCEO、CFOによる財務報告書の正確性の確認書を提出

先に、米SECは米国大手企業のCEO、CFOに対し財務報告書の正確性の 確認を求める新規則を発表したが(本オンライン・ジャーナル第1号参照)、 8月2日時点で37社が確認書を提出した模様。年間売上高が12億ドルを 超える大手企業(947社)は、本年8月14日以降に到来する財務報告書 の提出期限日までに上記確認書を提出することが求められている。
確認書を既に提出した企業のなかには、アマゾン、フェデラル・ エクスプレス、エクソン・モービル、ゼネラル・エレクトリックなどの名前 が見られる。
(参考情報)
SEC規則の詳細情報:
http://www.sec.gov/rules/other/4-460.htm
確認書の提出が求められている企業および確認書を既に提出した企業:
http://www.sec.gov/rules/extra/ceocfo.htm



◆ 格付け機関がコーポレートガバナンスのチェックを強化

ムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズなどの格付け機関は、 企業会計の質、情報開示の透明性およびコーポレートガバナンス等に関 して調査・分析機能を強化する方針を打ち出している。ムーディーズは コーポレートガバナンスの専門家や会計の専門家をクレジット・チーム のメンバーとして加えることにより、調査、分析の改善を図る。S&Pは2 年前からコーポレートガバナンス・グループを組織化しているが、マー ケティングを強化するとともにS&P500に含まれる企業の透明性に関する 調査を行っている。またインスティテューショナル・インベースター誌 によれば、S&Pは或る機関投資家と協力し、当該機関投資家が持つポート フォリオに含まれている銘柄のコーポレートガバナンス水準を格付けす るための作業を現在進めている。
(詳細情報)
http://www.moodys.com/moodys/cust/staticcontent/2001400000392398.asp?
section=about&topic=press

http://www.standardpoor.com/Forum/RatingsCommentaries/CorporateFinance/
Articles/070202_accounting.html



◆ 英国の投資家向けポータル・サイトCantosで英国労働組合TUCがアピール

英国の投資家向け企業情報ポータルサイト大手のカントスは「TUCのアク ティビズムがコーポレートガバナンスを標的に」と題し、TUCのエコノミ ストへのインタビューを掲載した。ボーダフォンの役員への報酬の水準 に反対する論陣について、TUCのコーツ氏は、他の組織や投資家への呼び かけを通じ反対票を集めるが、勝利が目的ではなく、多くの賛同を得る ことにより、経営に反省を促すことを目的としていると述べた。また、 全ての企業に高い水準の経営、意思決定、透明性を実現させるよう働き かけることは労働組合の仕事である、と述べている。
(参考情報)
カントスのサイト:
http://www.cantos.com/



◆ 米レイセオン社、公正情報開示規則違反の第一号に

ワシントンポスト誌によれば、米国の大手防衛関連機器メーカーである レイセオン社(Raytheon Corp.)は公正情報開示に関するSEC規則違反の 第一号となる模様。2001年3月に同社CFOがアナリストに対してのみ情報 提供したことがSECの公正情報開示規則に違反するとみなされたもの。
(詳細情報)
ワシントンポストの記事:
http://www.washingtonpost.com/ac2/wp-dyn?pagename=article&node=&
contentId=A15842-2002Jul16&Found=true




◆ IBM

IBMのホームページのデザインは、非常に洗練された、落ち着いた感じ がします。シンプルな外観でありながら、製品・サービス・IR情報等など、 非常に良く整理された作りになっています。今回、同社IRサイトから2コ ンテンツを紹介します。
まず注目したいのが"Guide to Understanding Financials"。財務諸表を 読むことに慣れていない投資家のために用意されたコンテンツです。 アニュアルレポートとは何か? 財務諸表は誰が何のために作成するのか? から始まり、アナリストはどういったところを見るのか? と、簡単な財務分析 にも触れています。加えて、ビジネススクール学部長、企業CEO、高校で 経済学を教える先生の3名による投資ミニ講座(Investors' Tips)、用語集 (Glossary)、マーケット情報等のリンク(Resources)も用意されており、かなり 気合を入れて作った様子がうかがえます。
もうひとつは同社のオンラインアニュアルレポートです。日本企業のアニュ アルレポートを見ていると、そこで働く社員と、企業および商品・サービスとの 関わりが、概して希薄な印象を受けます(社員は身を粉にして働いているのに!)。 経営陣を除けば社員がアニュアルレポートに登場することも少なく、写真と いえば自社製品をカタログのように掲載しただけのものが少なくありません。 IBMのアニュアルレポートでは、"Sixteen Decisions That Transformed IBM"の ところで、社員をしてIBMのサービスを語らせるつくりになっており、これが 嫌味なく、非常に品よくまとまっています。

参考URL:
http://www.ibm.com/us/
http://www.ibm.com/investor/index_investorresources.phtml>
http://www.ibm.com/annualreport/2001/home/index.html




フィデリティ・マネジメント・アンド・リサーチ(Fidelity Management & Research)は、預かり資産1兆ドルを超えるアメリカ最大の資産運用会 社、かつ最大の株式投資会社である。同社のポートフォリオは約3,000銘 柄にわたり、約300本もの投資信託を運用する。フィデリティと聞いてま ず連想されるのが、純資産額で世界一であったミューチュアルファンド、 マゼラン・ファンド(Magellan Fund)、および77年から90年まで同ファン ドのファンドマネジャーを勤めたピーター・リンチ氏(Peter Lynch)であ ろう。かつては同ファンドだけで1,000億ドルを超える資産を運用し、組み 入れ上位10銘柄でファンドの資産の3割を占めるといった集中投資を行う など、ファンドのバイイングパワーは圧倒的であった。投資資金が巨額 であるため、市場に波風立てずに売買を行うことは難しくなり、機動的な 運用を目指すため97年から新規の販売を中止にしている。(ちなみに2002年 6月現在、純資産額1位はVanguard 500 Indexで、770億ドルを運用する。 マゼランファンドは2位の650億ドル。実はこの2ファンドの合計だけで日 本の株式投信の残高約15兆円を上回る。)

フィデリティの株式投資商品は多岐にわたり、投資スタイルをはっきり と特定することは難しいが、多くはグロース型投資を行っている。

ウェブサイト:
http://www.fidelity.com/




Good morning, and welcome to our discussion of third quarter earnings this morning.

訳:おはようございます。本日は第3四半期の決算説明にご参加いただきありがとうございます。

discussion of third quarter earningsとありますが、ここでのdiscuss は「討論する」ではなく「話題として取り上げる;説明する」という意 味です。また、earningsはこの場合「収益」ではなく「決算」というよ うな意味合いで使われています。従ってdiscussion of third quarter earningsは「第3四半期の決算説明」という意味になります。ここまでは 夜食前。でも「本日は第3四半期の決算説明にご参加いただきありがと うございます。」という日本語が与えられたときに" welcome to our discussion of third quarter earnings this morning"という英語はなか なか出てこないものです。一つ試してみてください。日本語のことば を英語に訳そうとすると、どうしてもThank you for 〜というような表 現になってしまいませんか。本当は、決算説明が始まる段になると上の ような英語表現が自然に口から流れ出てくるようになっていなければい けないのでしょうね−パブロフの犬がヨダレを出すように。




PER (Price-earnings ratio)

株価収益率。株価を一株当たり利益で割った倍率。米国の場合、一株当 たり利益は過去4四半期の利益の合計額を使うのが一般的だが、今後4 四半期の予想利益を使う場合もある(予想PER)。また、第三の方式とし て、過去2四半期の実績と今後2四半期の予想を使う場合もある。ある 企業の一決算期のPERをみただけではあまり意味のある情報は得られない。 同業他社のPERとの比較、市場全体のPERとの比較、あるいは当該企業の 過去のPERとの比較など、相対的な尺度としてみた場合のみ一応の目安と なる指標とえいよう。



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